地上デジタル放送は、地上(陸上)にある送信局・中継局から電波が送信される放送です。
各ご家庭や共聴施設に届くよう、送信局・中継局は全国各地に設置され、山や鉄塔などの高所から電波を送信しています。
地上デジタル放送は全国どの地域でもUHFのチャンネルで放送されるので、UHFアンテナで受信します。
地上デジタル放送が470~710MHzのUHF帯域を使用していることから、地上デジタル放送の受信に必要なアンテナをUHFアンテナと呼びます。
アンテナの性能は、利得(動作利得)と指向性により大きく左右され、一般的に「利得が高い」「指向性が鋭い」アンテナを性能が良いと表現しております。
アンテナの性能は主に素子の数(薄型アンテナ、室内アンテナの場合は『素子相当数』)によって決まります。
導波器(エレメント)、放射器(給電部)、反射器(リフレクター)により構成されたアンテナの形式を一般的に八木式(正式には八木・宇田式)アンテナと呼びます。
またエレメントを日本語で素子と呼び、構造的には素子の数(素子数)が多くなるほど動作利得が増えてアンテナの受信性能は向上します。
八木式アンテナには、一般型と高性能型があり、素子の構成が一般型の八木式アンテナは、素子が1本ずつで高性能型は素子が上下に2本ずつと異なっています。
同じ素子数の一般型と高性能型を比較した場合、動作利得、指向性ともに高性能型が優れています。
その反面、一般型よりも重く、風による影響も受けやすくなりますので注意が必要です。
また、同程度の受信性能を求めた場合、アンテナ素子数が少なくて済み全長を短くできる利点があります。
一般型のアンテナでは受信ができない送信所から比較的離れた地域や、指向性が鋭いアンテナが必要な場合、または、アンテナの全長を短くしたいとき等に高性能型アンテナをご検討ください。
| 一般アンテナ | UA14 UL14 など |
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|---|---|---|
| 高性能型アンテナ | UAX14 ULX14 など |
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平面アンテナ・室内アンテナは、ループアンテナ構造で八木式と構造が異なるためアンテナ自体の大きさに比例して受信性能が向上します。
アンテナ動作利得の表記は、同等利得が得られる八木式アンテナ素子数で「〇〇素子相当」と便宜上記載しております。
性能のすべてが八木式アンテナと一致するものではございません。
地上デジタル放送は、470MHz~710MHzの周波数で放送されており、この周波数を区切ってチャンネルが設定されています。
これを物理チャンネルと呼びます。
物理チャンネルは13~52chで区切られており、放送局(送信点)ごとに異なります。
また、この物理チャンネルはTV表示のチャンネルとは異なりますのでご注意ください。
物理チャンネル13~52chすべてを受信可能なUHFアンテナです。
すべての物理チャンネルを受信できますので、全国どこでもお使いいただける標準的なアンテナです。
物理チャンネル13~34chが受信可能なUHFアンテナです。
低い帯域の物理チャンネルのみを受信できます。
低帯域受信に特化したアンテナのため、全帯域用アンテナに比べ受信性能が高く、より安定した受信が可能です。
低帯域放送エリアでご使用ください。
| 全帯域用アンテナ | UA14 UA20 UAX14 UAX20 など |
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|---|---|---|
| 低帯域用アンテナ | UL14 UL20 ULX14 ULX20 など |
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送信点からの距離や地形などの諸条件によって、電波の強さ(電界強度)や品質が変動します。
地域やアンテナを設置する場所がどの程度の電界強度、品質であるかによって、使用するアンテナの種類や性能を考慮する必要があります。
たとえば、送信局から近く電界強度の高い『強電界地域』では、室内用アンテナでも地上デジタル放送の受信が可能ですが、比較的電界強度の低い『中電界地域』『弱電界地域』では室内での受信は困難です。
アンテナを選ぶ際は、地域の電気工事店などにご相談ください。
また、近隣のご家庭に設置されているアンテナをご確認いただくことで、参考情報となることがございます。
受信エリアの目安は「放送サービス高度化推進協会」のホームページをご確認ください。
UHF放送では、混信を防ぐために水平方向の電波(水平波)と垂直方向の電波(垂直波)の2種類があります。
アンテナを取り付ける際には偏波を合わせる必要があります。
各送信局によって使用する受信電波の偏波面が異なっておりますので、受信する送信局がどちらの偏波を使っているかにつきましては、お住まいのエリアの送信局の情報をご確認ください。
反射器が送信局の反対方向を向くのが正しい向きです。
アンテナ高を高くすれば受信レベルが上がるとは限りません。
アンテナ高を下げることによって受信レベルが上がる場合もあります。
アンテナ調整の際には全部のチャンネルが安定して受信できるかを確認してアンテナの高さを調整してください。
一般的なアルミ製のUHFアンテナです。アンテナ本体がアルミ製、ボルト・ビス類はクロメート処理の鉄製です。
塩害・雪害地域を除くすべての地域で広く使用されています。
アンテナ本体はアルミ製、ボルト・ビス類がステンレス製のアンテナです。
鉄製のボルト・ビスではすぐに錆びてしまう、塩害地域でのご使用に適したアンテナです。
アンテナ本体、ボルト・ビス類がすべてステンレス製のアンテナです。
ステンレス製で強度が高いため、冬期にアンテナに積雪してしまう地域や、鉄製のボルト・ビスではすぐに錆びてしまう塩害地域でのご使用に適したアンテナです。
| 一般用UHFアンテナ | UA14 UA20 UAX14 UAX20 など |
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|---|---|---|
| 塩害用UHFアンテナ | UA14Z UA20Z UA14S UA20S など |
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| 雪害用UHFアンテナ | UA14G UA20G など |
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UHFアンテナはBSアンテナと違い、基本的にアンテナへの給電を必要としません。
UHFアンテナへの給電が必要なケースは、UHFアンテナにブースターが内蔵されている場合や別途、前置増幅器をUHFアンテナ直下に取り付けている場合です。
ブースターが内蔵されていない・前置増幅器を使用していないUHFアンテナに給電すると、電気がショートしてしまい、地上デジタル放送がご覧いただけなくなりますのでご注意ください。
また逆に、ブースターが内蔵されている・前置増幅器を使用しているUHFアンテナに給電を行わないと、ブースター・増幅器が動作せず、地上デジタル放送がご覧いただけなくなりますのでご注意ください。
従来の八木式アンテナに比べ、薄型UHFアンテナはスッキリとしたデザインで外観を損ないません。
八木式アンテナは主に屋根の上に設置する必要がありましたが、薄型UHFアンテナは壁面にも設置できるため太陽光発電住宅や積雪の多い住宅に適しています。
屋根上以外に設置できるので太陽光発電を妨げません。
壁面に設置した場合、強風や積雪での破損を防げます。
少ない取付パーツでスッキリ設置可能で、壁面や手すりなど取付位置の幅も広がります。
平面アンテナは八木式アンテナと比較すると指向性が鈍く、広い範囲の電波を受信します。
方向調整が簡単な反面、不要な電波(建物に反射した反射波、テレビ放送以外の電波)を拾いやすいとも言えます。
また、平面アンテナは壁面に取り付けるため、設置高さが八木式アンテナより低くなります。
そのため、近隣の建物が電波を遮蔽(しゃへい)し、八木式アンテナよりも受信する電波が弱くなる場合があります。
八木式アンテナから平面アンテナに交換する際は、近隣の住宅で平面アンテナを使用しているかどうかも目安の一つとなります。










